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オリジナル小説「転売少年」 [小説]

オリジナル小説です。といっても、あらすじのみです。

転売少年
 主人公は高校生。アニメやゲームが大好きのおたくだ。だからといってそれを隠さずにオプーンにしている。おたく以外の友達も多く、ごく普通に過ごしている
 ニュースを見ていると、リーマンショックが起きた。株価は軒並み低下した。主人公の父親はそれらの株をたくさん買っていた。今まではそれらのおかげで裕福な生活をしていたが、一転して貧乏になる。それどころか借金が500万残った。持ち家を売却して、賃貸のアパートに住むことになった。ネットも解約しようとしたが、やはり何かと世間の情報を得るにはネットが必要という事もあり、ネットは引越し後もつながっていた。
 引越しの際に問題になったのが、不用品の処分だ。広かった家から狭いアパートに引っ越すのだから当然の処置だ。親は自分の持ち物を泣く泣くリサイクルショップに出したが、売価は非常に安いものだ。
 主人公が持っていたのはアニメのグッズや漫画本。漫画本は新古書店に売る事を考えたが、やめた。あそこは価値がある初版本であろうが関係なく、安く買い取ってしまうのだ。
 そこで考えたのが、ネットオークションだ。それほどの期待はしていなかったが、思ったより高値で落札された。中には買った値段より高値で売れたもののあった。あくまでもいらないもの処分だったが、それ以上の成果があったわけだ。
 主人公は高校生なので、本来なら勉強さえしていればいい身分だ。働かなくていい身分だが、借金はまだ残っている。父親も今まで以上にまじめに働いているが500万の借金はすぐには減らない。
 そこで考えたのが転売ヤーだ。価値が出そうなアニメグッズを買って転売するのだ。主人公はアニメに詳しいので、それを生かすのだ。この狙いは成功して、大もうけ。無事借金は返済できた。



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仮面ライダーオリジナル小説[滝和也の秘密]最終話 [小説]

「あ、みんなすまん。どうやら、FBIからの応援はいろいろあって来れないようだ」
滝は先ほどの暗い表情からとは一転した明るい表情でみんなの前に戻ってきた。
いろいろの中身が自らの左遷だとはとても言えない。
「お、そうか。無理言って悪かったな。もう応援要請の件はなかったことにしてくれ。これからも俺達で日本の平和を守ろう」
本郷が言った。
「あ、あー」
「さ、もう飯にしよう。今日は確かすき焼きのはずだ。おやっさん、そろそろご飯ですよ」
本郷はバイクのメンテナンスをしている立花に向かって言った。
「あ、もうそんな時間か。わかった。すぐ切り上げる」
本郷と立花とのやり取りを眺めながらため息をつく滝。
自分はいつまで左遷されたことを黙っているのだろうかと考え込んだ。
                 完

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仮面ライダーオリジナル小説[滝和也の秘密]第4話 [小説]

滝は一人になり、FBIに連絡をかけた。
受付の人間が出てきたが、すぐ様、上司に代わってもらった。
「なんだね。滝君。私は忙しいのだがね」
上司のマイクはいやそうな挨拶をした。
滝は緊張しつつも要件を言った。
「あー、つまりもっと人員をよこせと言うことか」
「はい、そうです」
上司は、フッと鼻で笑い、
「ばかばかしい。何でこの忙しい時にわざわざ貴重な人員を出さなければならないのだ。まったく」
「しかし・・・」
「我々は、マフィアの撲滅で忙しいんだ。今朝もマフィアに関わる事件が起こって調査隊を結成したところだ。我々の貴重な人員を君のために使うことはできない」
「しかし、ショッカーは巨大な組織です。日本での暴れ具合は今報告した通りです」
「だいだい、そのショッカーが問題なんだ。君の報告では世界規模の組織ということになっている。確かにその通りだ。しかし、彼らのやっていることはせいぜい人攫いなどの行為だ。しかも彼らは怪しげな戦闘服を着てそれをやっている。犯罪をやる時には目立たないのが鉄則だ。それもわかってない組織など恐れるに足りない」
「たくさんの人が困っているのですよ。マイク」
「君の報告では困っているのは滝。おまえとその仮面何とかって奴が狙われることがほとんだ。民間人はあまり狙われていない」
「いずれ、大勢の人が苦しめられることになります」
滝、必死の反論だ。しかし・・。
「いいかね。滝君。さっきも言ったとおり、ショッカーは三流組織だ。そんなのにかまってられない。だから、君一人だけだったんだよ。日本に行かせたのは。すごい組織だったら、銃も持たないで行かせたりしないし、もっと人員を出しているよ」
マイクは一気にまくし立てるようにしゃべった。
そのスピードからさっさと話を終らした本来の仕事に戻りたいという気持ちが滝には感じられた。
「そこを何とか・・」
「くどい!」
マイクは怒鳴り声をあげた。
「日本に向かわせる前にも言ったのだが、もう一度言おう。君は左遷された身なんだよ
その君がなんでそんな好き勝手な意見を言えるんだね。えっ」
実は、滝はある重要な事件で大きなミスを犯して犯人を取り逃がした。
クビになりかけたところを親しかったある上司によって救われ、左遷ですんだのだった。
もちろん、この事実を本郷達は知らない。
「とにかく、後は君は適当にやりなさい。それじゃ」
その言葉を最後に一方的に電話は切られた。
受話器から流れる音を聞きながら、滝は過去の左遷が決まった時のことを思い出していた。
思い出したくない記憶だったはずだ。だから、日本に来てから過去を振り返ることをやめていた。
いっそ、過去の記憶がなくなればいいのにと思った時も何度かある。
「だから、連絡したくなかったんだよ。俺は」
滝は一人呟いた。





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仮面ライダーオリジナル小説[滝和也の秘密]第3話 [小説]

滝は別室で治療中。
立花と本郷はロビーでくつろいでいる。
「なあ、たけし」
「なんですか、おやっさん」
「最近、敵怪人が強くなってきてないか。以前なら滝でもかなり善戦していたのだが、最近では、滝も怪我をすることが多くなってきた。今日も怪我をしてきた」
「確かに、怪人が強くなってきたのは俺も感じますね。ショッカーもどんどん世界征服に本腰を上げてきたのでしょう」
「そうだろ。そろそろ、俺らもそれに対して策を練った方がいいじゃねえのか」
「新しい技ですか。それなら。ライダー大車輪やライダーきりもみシュートとか、いろいろ考えたじゃないですか」
本郷はあの苦しかった特訓の日々を思い出していた。
特に、ライダー大車輪はひたすら走る技だったので、大変疲れた。無事完成した今になっても、よく体得できたものだと時々思う。
「いや、そうじゃなくて・・つまり、FBIの応援がもっと欲しいってことだよ。滝のがんばりが足らないと言うわけではないのだが、どうもショッカーの進歩の早さに押されているのが現状だ。対して、俺達は、ライダー2人と滝が戦力だ。しかも一文字は南米のショッカーを倒すために日本にはいない。お前ら二人ではこれからの戦いきついと思う。FBIは世界的な規模の組織なんだし、もっと人員を出せると思うんだ。10数人ぐらい応援を要請したほうがいいとおもうのだ」
「戦力アップですか。確かに私もそれは考えました。しかし、それでは滝の頑張りを否定するようで言いにくいですね」
「それはわかっている。しかし、このままにしておくとショッカーとの戦いでおまえ達が命を落としてしまうかもしれないぞ」
本郷はしばらく考えて、
「わかりました。おやっさん。俺が言って見せます」
「頼んだぞ。たけし」
そこへ、滝と女が帰ってきた。
滝の腕は三角巾でつってある。
どうやら、治療はすんだようである。
「お、二人ともおかげで大丈夫だ。さすがに、まだ痛むけど。1週間もすればすぐに治るだろう。そうすれば、また、ショッカーと戦える」
滝はいつも以上に元気よく振舞った。
「滝、実は・・」
本郷は思い切って、話を切り出した。
やや勇気のいる行動だったが、滝のことを考えたら、早いほうがいい。
「何だ。本郷」
「ショッカーもどんどん強くなっている。そこでだ。FBIの本部からおまえ以外に応援を要請してほしいんだ」
「えっ」
滝の顔が青ざめた。
「いや、別におまえが役に立たないと言っているわけじゃない。今までだって、おまえのおかげで、何度か助けられたし、これからも助けてもらおうと思う。しかし、おまえ一人では、戦力的に厳しくなっている。戦闘員ならおまえでも充分だが、怪人との戦いになると、どうもおまえだけでは頼りない。だから、せめて連絡でも取ってくれ」
「いや、しかし・・」
滝は口ごもる。
「た、頼む。滝」
おやっさんが駄目押しのお願いをした。
「FBIもいろいろと忙しいし・・・」
そう言いながら、滝は二人の顔を見た。
真剣な顔が二つ並んでいた。
「わかりました。連絡してみます」

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仮面ライダーオリジナル小説[滝和也の秘密]第2話 [小説]

「あ、本郷」
仮面ライダーは変身を解き、元の姿に戻った後、滝のところに帰ってきた。
「怪人は無事倒した。けがは大丈夫か」
「あー、たいしたことはない」
と言って、滝は傷口を見せる。
「ほら、ちょっとしった右手の怪我だ。少し腫れているが、一週間もすれば治るだろう」
「それはよかった。だが、その様子では、一人では帰れそうもないな。よし、俺のサイクロンに乗れ」
本郷は、滝をサイクロンの後ろに乗せた。
「いつもすまねえな」
「なあに、気にするな」
本郷は、エンジンをかけた。マフラーから煙が勢いよく吹き出した。
「俺の体と違って、おまえのサイクロンはいつも元気がいいなあ」
「なあに、おまえの体もすぐ元通りになる。それより、しっかり捕まっていろ。ゆれるからな」

ここは、立花レーシングクラブ。
いつもの通り、おやっさんがバイクの整備をしている。
「会長、そろそろ一息入れたら、さっきから頑張りすぎじゃないの」
そう言って、女はお茶をおやっさんの前に差し出す。
「それもそうか」
立花は時計を見た。
「あ、もう5時か、整備に打ち込んでいると時間がたつのは早いな」
立花は、お茶を一気に流し込む。
「あー、うめえなー」
扉がゆっくり開いた。
「おやっさん、ただいま」
本郷は、滝を背中に背負いながら言った。
「どうしたんだ、滝」
立花は、すぐ様、滝の元にやって来た。
「あ、たいしたことはないですよ。おやっさん。ちょっとショッカーの怪人にやられてしまっただけですよ」
「医者を呼ぶか」
「いえ、軽い怪我ですから、ちょっと手当てしてくれたら大丈夫です」
と言うわけで、備え付けの救急箱を使って治療が開始された。

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仮面ライダーオリジナル小説[滝和也の秘密]第1話 [小説]

仮面ライダーのオリジナル小説です。滝一也の秘密の設定は私が勝手に作ったものです。

仮面ライダー 「滝一也の秘密」第1話

「いけ」
怪人ガニコウモルは戦闘員に命令を下した。
「キー、キー」
ショッカーの戦闘員がおなじみのおたけびを上げた。
そして、そのまま仮面ライダーと滝に向かってくる。
「てめらなんかいちころだ」
滝はそう言って、戦闘員の一人をなぐった。
「やるな、滝。なら、俺も」
仮面ライダーは滝に続いて、戦闘員を倒していく。
戦闘員は弱いので、2、3分で全員を倒した。
「くそー」
それを見たガニコウモルはくやしそうな声を上げる。
「後はおまえだけだ。観念するんだな」
滝はガニコウモルに一人突っ込んでいった。
「滝、一人では無茶だ」
しかし、滝は仮面ライダーの忠告を聞かず、相手にパンチを放った。
攻撃は見事にあたり、滝はすぐに連続攻撃を加えていく。
しかし、ガニコウモルは全く効いていないようだ。
「人間の力など所詮こんなものだ」
ガニコウモルは滝に向かって体当たりを食らわした。
「うわー」
滝はまともに吹っ飛んで、地面に転がる。
「滝、大丈夫か」
仮面ライダーがすぐさま駆け寄った。
「大丈夫だ。それよりはやくあいつを」
滝はガニコウモルの方を指差した。
見ると、ガニコウモルは逃げ出そうとしていた。
おそらく、戦況が不利と呼んだのだろう。どんどん、二人との距離が遠くなっていく。
「ハッハッハッ、さらばだ。ライダー」
ガニコウモルは捨て台詞を吐いた。
ライダーはすぐさまサイクロンに乗って追跡。
いかに怪人と言えどもバイクに勝てないらしく、すぐに追いついた。
仮面ライダーはバイクに乗りながら、ジャンプした。
「とお」
そして、空中でくると一回転した。
「ライダーキック」
おなじみの必殺技を繰り出した。
ガニコウモルは逃げている途中だったので、後ろ向きだった。
攻撃は見事にあったり、がけに落ちていった。
そして、地面に当たった瞬間、大爆発が落ちた。
仮面ライダーは爆発のところを観察して、怪人が死んだのを確認した。
「ふー疲れたぜ」
今回も無事倒せた。しかし、どうも最近怪人が強くなっている

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自作小説 最先端の幽霊(あらすじのみ) [小説]

今回は、自作の小説のあらすじです。本当はちゃんと書いてから掲載したかったのですが、完成には時間がかかりそうなので、とりあえず、あらすじのみ掲載します。


 最先端の幽霊
 ある学校には幽霊がでるとうわさがあった。それは肉眼では見れずに、携帯で写真をとると、なんとその写真に幽霊が写っているという。主人公の少年は最初一人で夜の学校にしのびこみ、問題の教室に向かった。幽霊ないそうな気配はないし、肉眼ではなにも見えない。携帯で写真をとったが、やはり幽霊は映っていない。とりあえず、その日は、家に戻った。
 次の日、クラスでその話をする。「やはり幽霊なんていないんだ」と言っていると、隣のクラスから佐藤君が現れた。この佐藤君は幽霊がいると主張する人間の一人。彼の携帯で撮った写真には幽霊が写っているのだ。
 これは何かのトリックではないかと主張するが、佐藤君は反論する。佐藤君によると、他の人間の携帯でも幽霊が撮れているという。幽霊がとれなかったのは主人公の携帯が壊れていたのではないかと主張し、主人公の携帯を奪い、調べ始めた。異常はなかったようだが、彼が言うには「幽霊はたまたまいなかったのではないか。今度行けば、いるかもしれない」というのだ。半信半疑だったが、主人公はもう一度、忍び込んだ。同じ場所で写真をとろうし、携帯の画面を見た。すると、写っていたのだ。幽霊は。主人公は怖くなりながら、シャッターを押して、すぐさま、家に逃げ返った。
 次の日、佐藤君にその話と携帯を見せたら、勝ち誇ったように、「幽霊はいただろ」と言われた。彼によると、昔、学校で火事があり、人が死んだという。その幽霊がそれなのだというのだ。
 怖くて夜も眠れなくなった主人公は、兄に相談した。兄はコンピューターの専門家。話を聞くなり、携帯を調べ始めた。
兄「写真に写っている幽霊は拡張現実だよ。もっとわかりやすくいえば、携帯を佐藤君に奪われた時に、携帯の中にソフトを入れられたのだよ。そのソフトには、特定の場所において、写真の中に幽霊が出てくるようにセットされていたのだよ。幽霊騒動というのは佐藤君が作り上げたうそだよ」
 納得の主人公。こうして、幽霊騒動は解決した。

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小説マジンガーZ「コウジさらわれる」 [小説]

 数日に渡って続いた小説マジンガーZですが、これが最後です。小説といっても、あらすじだけです。あらすじはかなり以前に作っていたのですが、小説を書く時間が作れなかった(というか単にさぼっていただけ?)為に、小説にはなっていません。あらすじだけですが、読んでください。
 
 最後におなかを壊したシローはコウジを徹底的に攻める。コウジは正露丸をシローに飲ませようとしますが、あいにく正露丸はなかった。研究所のバイクを借りて一人薬屋に向かったコウジだが、その途中でアシュラ男爵に捕まってしまう。アシュラ男爵はコウジと引き換えにマジンガーZを渡すように要求する。
 責任を感じるシロー。まだ下痢が治らないながらもマジンガーZに乗って戦おうとする。周囲に止められるが、ボスの協力もあり、出撃が決まった。ボスにはトイレつきのボスボロットに乗ることを薦められるが断った。
 作戦を考えた。まず、マジンガーZにさやかとシローが載り人質交換に応じるフリをした。人質交換の場に行き、さやかだけが、マジンガーZから降り、マジンガーZに誰も乗っていないフリをした。シローの身長はあまりに狭いので、ものかげに隠れていたらきづかないのだ。敵にマジンガーZを奪わせておいて、そこからシローが背後から敵に攻撃を仕掛けマジンガーZを奪い返すのだ。作戦はうまくいき、マジンガーZは戻り、人質となっていたコウジも取り戻すことができた。
 すぐさま、コウジがマジンガーZに反撃開始。あっという間にアシュラ男爵を撃退。
 一度は不仲になったコウジとシローだったが、戦いで協力することによって信頼関係は元に戻ったのだった。

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マジンガーZ「コウジのおわび」最終話 [小説]

「お、シロー。待たせたな。食えよ。今度のはちょっと工夫が凝らしてあるからよ」
「工夫って・・」
「まあ、ちょっとしたことよ。企業秘密って、やつさ」
「ふうーん」
その秘密がなんなのか知りたかったが、とりあえずそばに手をつけた。
「いただきます」
形は先ほどと同じ。しかし、腰が全然違う。
「うまい、うまい」
「お、そうか、ありがとよ。へっへっ」
テレ笑いを浮かべる。
調子に乗ったコウジクンは、
「じゃー、もっと食べろよ。ほらー」
と無理やりシローの口の中に押し込む。
「兄ちゃん、こんなに食べられないよ」
「大丈夫だって、ほら」
皿に強引に口の中に入れていく。
ついに、シローのおなかがパンパンになった。
「ト、トイレー」
シローは腹痛を起こした。
そして、トイレへ慌ててかけていく。
どうやらシローは下痢をしてしまったらしい。
これは三日間続いた。
シローにわびるはずが、またまたシローを困らせる結果になってしまった。
機械獣との戦い以外は役に立たないコウジであった。
               完

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小説マジンガーZ「コウジのおわび」3話 [小説]

「マジンゴー」
いつもと同じように大きく叫ぶ。
マジンガーがプールの底から這い出してきた。
コウジの乗るパイルダーがマジンガーの頭部に向かう。
「パイルダーオン」
パイルダーがマジンガーの東部に引っ付いた。
これで、パイルダーからマジンガーを操縦できるようになる。
「さーて、さっそくこねるかー」
元気いっぱいのコウジクン。
本来、マジンガーはあしゅら男爵達との戦いのために使わなければならない。
私的な目的のために使ってはならない。それが、光子力研究所の決まりだ。
しかし、ルールを守るコウジクンではない。
ひまを見つけてはマジンガーを乗り回す。
教授達が、出かけている時を狙って。
たまに弓教授に見つかりしかられる。
マジンガーZの腕を使い、小麦粉をこねだした。
人間が手でこねたのとは違い、力がまるで違う。
あっという間に、こしのある麺になった。
「さすが、相棒だぜ。これで、シローも文句はいわねーだろう」
満足そうなコウジクン。笑顔で独り言を呟く。
「コウジクン。何やっているの?」
突然、怒鳴り声が聞こえてきた。
声のしたほうをみるとさやかさんがこっちを見ている。
いつの間にか帰ってきたらしい。
「あ、さやかさん」
「コウジクン。これで、何度め。マジンガーを勝手に動かすの?一体、何度、お父様に怒られたら気が済むの?」
「ごめん。ごめん。でも、さあー」
コウジ君は事情を話した。
「ふーん、シローのためにねー」
さやかさんは、こねられたそばを見ながらいう。
「なあー、いいだろう。今回は見逃してくれよ」
「いーえ、だめです。お父様に言いつけます」
「そんなこといわずにさー、そうだ。さやかさんにもそばをつくってやるからさー」
「そ、そばを。コウジクンがあたしに・・」
急に顔を赤らめるさやかさん。
思いもやらない発言。
コウジクンが自分に料理を作ってくれたことは一度もなかった。
これはコウジの愛情表現の一種なのだろうか。
「もう、仕方ないわねー」
「お、そうか、ありがとう。さやかさん」
もちろん、コウジはさやかさんの気持ちなど気づいていない。
コウジは、異性の感情に疎かった。
と、言うより、あまり物事を深く考えない人間だ。
そのせいで、いつもあしゅら男爵達のワンパターンのワナに引っかかっている。
「じゃー、今からさやかさんの分も作ろう。でも、こんなにでっかい手があるだから、もっと沢山のそばを作ろう。シローも最初の分じゃ足らないだろうから」
シローが食事中、いつも「足らない」といって聞かないのだ。
コウジクンは、マジンガーの手を動かして残っていた小麦粉すべてをこね始めた。
あっという間にそばができた。
「コウジクン、こんなにつくってどうするの・・」
「大丈夫だよ。シローと俺が食べるって」
こうじはそばを皿に盛り付けていく。
「じゃ、さやかさん。これ」
コウジクンは、そばを手渡す。
「あ、ありがとう」
再び、顔を赤くする。今度はさっきよりも変化が激しい。
「じゃ、さやかさん」
そういって、コウジは去っていった。


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