SSブログ

東京ザナドウEX [ゲーム]

 かなり昔に風のザナドウというゲームあったらしいですが、それとは直接の関係はありません。同じファルコムのアクションRPGという点です。元はPSVITAで出たものを追加要素を加えたのがこの、東京ザナドウEXです。
 一番初めに思ったのが、キャラクターが軌跡シリーズのキャラクターと似ている点です。それもそのはずです。キャラクターデザインが同じ人だからです。特に、九重永遠は閃の軌跡シリーズに出てくるトワ・ハーシェルと顔が一緒です。なんと声優までも同じ野中藍です。プレイを進めていくと、それをネタにした会話がでてきます。それが、「以前にもこんな事があったような・・・」です。この以前とは軌跡シリーズに出てくるトワとの絆イベントの事を指すのです。
 キャラはともかく軌跡シリーズとはきちんと差別化もされています。軌跡シリーズは異世界を舞台にしているのに対して、このシリーズは現代の日本を舞台にしています。ただ、日本を舞台と言っても、架空の町である杜宮市が舞台だったり、導力ネットいうインターネットとは別の技術が普及しているので本物の日本とは違います。この導力ネットというのは軌跡シリーズにも出ています。
 現代を舞台にした場合、問題になるのが「なぜ10代の少年少女達が戦うのか」という事です。現代だと自衛隊や警察がいるので主人公が戦うよりも効率がいいはずです。主人公達もよりも人数が多いですし、装備も豊富です。化け物と戦うためのノウハウがあるとは思いませんが、民間人が戦うよりも的確な判断をしてくれるはずです。リアルに考えるなら民間人であり、ただの高校生が戦う必然性はないはずです。ドラゴンボールの悟空ぐらい強いなら話は別ですが、そういう事はまずないはずです。個人の力には限界があるのです。
 その点、この作品はよくできています。異界への扉を認識できるのは適格者だけですし、異界の敵にダメージを与えれるのはソウルデヴァイスのみです。殴る蹴るや通常兵器ではダメージを与える事ができません。主人公達のような適格者でないと戦う事すらできないのです。
 しかし、後半になるとその設定が崩れてしまいます。なんと霊木で作った木刀でなら適格者でなくても異界の敵と戦う事ができるのです。この木刀を使って、今までは主人公の友人で傍観者的なポジションだった伊吹 遼太が戦うシーンがでてきます。本編クリア後のアフターストーリーではプレイヤーキャラとして使えるのです。
 プレイしていて、がっかりしてしまいました。一般人でも戦えてしまうと主人公達だけが戦う理由がなくなってしまうからです。
 などと批判的な事を書いてしまいましたが良い作品でした。エンディングで続編を示唆するセリフがありましたので続編を期待していました。しかし、EX販売後、2年半過ぎましたが販売される気配はありません。ファルコム公式HPを見ましたが、販売予定になっているのは、「イース9」と「イース セルセタの樹海 改」だけです。東京ザナドウの情報は載っていません。続編は気長に待つ事にします。
 
東亰ザナドゥ eX+ - PS4

東亰ザナドゥ eX+ - PS4

  • 出版社/メーカー: 日本ファルコム
  • メディア: Video Game



イースVIII -Lacrimosa of DANA- - PS4

イースVIII -Lacrimosa of DANA- - PS4

  • 出版社/メーカー: 日本ファルコム
  • メディア: Video Game




nice!(0)  コメント(0) 

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。