SSブログ

オリジナル小説 テンバトラーV [小説]

 オリジナルといっても、タイトルからわかるとおり、コンバトラーVのパロデイ要素高いです。
 
 リサイクルロボ テンバトラーV
 
 突如として、謎の宇宙人が地球に攻めてきた。各国の軍隊は独自に対宇宙人組織を作り出し、迎撃していた。日本でも対宇宙人組織シグマが結成されていた。宇宙人たちの攻撃は散発的でかつ、無計画だったために、毎回、見事に撃退していた。しかし、ワープ装置を使って突如出撃するので、町中に突然現れた時はシグマの到着が遅れて街に多大な被害がもたらされていた。
 そんな中でも、テンバイヤー達は、転売行為をやめなかった。それどころか、宇宙人によって家を壊されて困っている人たちから、大事な品を安値で買い取って転売したり、墜落した敵宇宙船の部品をネットで販売していたので、世間から「金に汚いやつら」と批判されるようになった。
 テンバイヤーの中で自分達の名誉の為に立ち上がった5人がいた。彼らは転売用に仕入れ商品を組み立てて、1体のロボットを開発した。5体合体のそのロボットはテンバトラーVと言われた。テンバトラーVは敵宇宙船がシグマの基地から遠くに出現した時に、先に駆けつけて撃退していった。
 テンバトラーVの目的は地球の平和とテンバイヤーの名誉の回復だ。また、戦いの後に撃墜した敵宇宙船の部品を科学者に売りつけることも目的の一つだった。彼らは今日も戦い続ける。世界に平和が戻るまで。
 
 戦いの末に、ついに敵のボスが姿を表した。その姿はまさに人そのもの。それもそのはず。ボスは地球人だった。宇宙人のふりをしていたのだ。ボスは元々は地球の科学者だった。数多くの新発明・新発見をして学会で名声を得ていた。しかし、たった一度、実験データを故意に捏造したことがばれて学会を追放されたのだった。民間企業からスカウトの話が来ていたが、断った。たった一度の過ちすら許さない心の狭い学会が憎かった。この手で、この頭脳で自らの優秀さを証明したかった。
 そのためには、すごい発明品をする必要があった。だが、スポンサーもいない状態では、発明は難しい。そこで、ネットオークションを利用することにした。ジャンク品をネットオークションを通して仕入れ、いくつかのパークを組み合わせ、すごい商品を変えていた。そして、それをネットで売るのだ。人々は高性能の機械を安値で手に入れられるとあり、ボスの商品を競り落としていた。オークションでは本名とは違う偽名で商売をしていたので、まさか、かつての天才科学者がやっているとは誰も思わなかった。資金は徐々に溜まり始めた。2年後、ついに巨額な資産が手に入ったのだ。
 その資産を元に巨大ロボットを開発した。ロボットを自ら操縦し、小国の軍事基地を攻撃し、あっさり占拠した。基地を通じて、小国の軍事施設すべてにコンピューターウイルスをばらまき、コンピューターを通じて、軍事施設すべてを支配した。
 後は簡単だった。軍事施設にあった豊富な資材を使い、武力を強化していた。巨大ロボを何体も作り、宇宙船も開発した。宇宙船で宇宙に行き、地球の主だった国に宣戦布告をした。
 ボスが主人公たちを前に語った事情は上記のとおりだ。ボスの苦しみはわかったが、だからといって戦争はいけない。悪なのだ。主人公は正義の為に、そして何よりテンバイヤーの名誉のために戦い、勝利した。

超合金魂 GX-03 コンバトラーV(再販)

超合金魂 GX-03 コンバトラーV(再販)

  • 出版社/メーカー: バンダイ
  • メディア: おもちゃ&ホビー



超合金魂 GX-50 コン・バトラーV

超合金魂 GX-50 コン・バトラーV

  • 出版社/メーカー: バンダイ
  • メディア: おもちゃ&ホビー




nice!(0)  コメント(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。