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不思議の国のバード1巻 [コミック]

 先月、NHKの番組「知恵泉」で、明治時代に来日したイザベラ・バードの特集がやっていました。正直、この人物の事は知りませんでしたが、テレビ欄を見て興味を覚えたので、視聴することにしました。当時の日本は、外国人にとって、カルチャーショックの連続だったようですが、現代の日本人の私にとっても、カルチャーショックの連続でした。宿にとまると、ノミがいっぱい出てくるのというエピソードは特に驚きました。日本食の味に関しては否定的な事が書いてあるようですが、全体としては、日本に好意的な人物だったようです。
 それから数週間後、某パソコンショップからの帰り道にあった本屋の壁に、「不思議の国のバード2巻販売」のポスターがあるのに気付きました。「えっ?あれ、漫画化されているの?」と驚きました。イザベラ・バードが書いた本は、個人の紀行文なので、とても漫画化できるようなものではないと考えていたからです。
 さっそく店に入り、1巻を購入。もちろん、2巻も置いてあったのですが、あえて買いませんでした。1巻がおもしろくない可能性も考えられたのでした。学校の図書館においてある学習漫画のような為になるけど、娯楽性0・・・みたいなものではないかと。ですが、今思うと、2巻も一緒に買っておけばよかったと後悔しています。
 実際に読み始めると、そのおもしろさにとりこになってしまうのです。それでいて、NHKで紹介されたような場面もしっかり再現されているのです。外国人みたさに、障子の隙間から何人もの日本人がのぞき見している場面や宿にノミが出てくる場面もちゃんと出てくるのです。
 これを書いた佐々大河は、なんと新人漫画家だそうです。新人とは思えない作品の出来です。絵がどことなく「エマ」を書いていた森薫の絵に似ているので、実は森薫が名前だけ書いているのではないか?とついつい考えてしまいます(もちろん、そんなことはないのだろうけど)。
 2巻は速いうちに購入する予定です。

ふしぎの国のバード 2巻<ふしぎの国のバード> (ビームコミックス(ハルタ))

ふしぎの国のバード 2巻<ふしぎの国のバード> (ビームコミックス(ハルタ))

  • 出版社/メーカー: KADOKAWA / エンターブレイン
  • 発売日: 2016/05/14
  • メディア: Kindle版



ふしぎの国のバード 1巻<ふしぎの国のバード> (ビームコミックス(ハルタ))

ふしぎの国のバード 1巻<ふしぎの国のバード> (ビームコミックス(ハルタ))

  • 出版社/メーカー: KADOKAWA / エンターブレイン
  • 発売日: 2015/05/15
  • メディア: Kindle版




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