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アライグマラスカル・・・アニメと現実の違い [アニメ]

 このブログで何度も書いてきましたが、世界名作劇場の作品の多くを視聴しています。このシリーズで特徴的なのは、マスコットキャラクター的に出てくる動物達です。毎回、様々な動物たちが、レギュラー出演して、主人公を助けてくれます。他のアニメでも、動物が助けてくれる事はありますが、その傾向が顕著なのが、このシリーズの特徴と言えるでしょう。
 でも、中には、例外があります。その代表格がラスカルです。アライグマラスカルに出てくるラスカルです。主人公のスターリングが飼っているのが、ラスカルです。
 スターリングにとって、ラスカルは大切な友達として、描かれています。近所の人からのアライグマを飼う事を反対され、殺されそうにもなるのですが、スターリングがしっかり守っています。最終回では、「やはり野生の動物は、自然の中で暮らすのが一番いい」という結論に至り、ラスカルを森に返します。
 アニメでは、愛らしい存在として描かれるアライグマ。同じ名作シリーズのピーターパンの冒険でも、同じ名前でレギュラー出演しています。こちらの方のラスカルは、何の問題も起こさずに、純粋なマスコットキャラクターとして登場します。
 と、アニメを見ていると、アライグマがペットとして飼いやすい動物のように思ってしまうようですが、本物のアライグマはそうではありません。アライグマは、かわいらしい容姿とは裏腹に、農作物を荒らしたりして、多くの被害をもたらしています。
 環境庁のHPを見ていると、「アライグマラスカル」と名指しこそしていないものの、「アライグマを主人公としたアニメ」の影響で、ペットして飼われるようになり、やがて捨てられ、野生化したという事が書かれています。
 改めて振り返ってみると、アニメ内でのラスカルも問題ばかり起こしています。トウモロコシ畑を荒らしたせいで、放し飼いができなくなっています。檻の中で飼うことにしたのだけど、カギを自ら開けて、脱出するというありさまです。名犬ラッシーのように、人間の為に、行動してくれる事はまずありませんでした。

ぜったいに飼ってはいけないアライグマ

ぜったいに飼ってはいけないアライグマ

  • 作者: さとう まきこ
  • 出版社/メーカー: 理論社
  • 発売日: 1999/10
  • メディア: 単行本




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