もしドラ原作読みました。：情報錯乱：SSブログ

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もしドラ原作読みました。　[アニメ] [編集]

　アニメは３月からスタートですが、その前に原作を読んでみました。
　
　川島みなみは友人の夕紀が入院したのをきっかけに野球部のマネージャーになりました。目標は甲子園出場です。しかし、肝心の野球は弱小で、しかもやる気が全然ありません。部活動をさぼっている部員が多くいます。
　そこで、マネジメントの為にドラッカーが書いた「マネジメント」を読むことにします。野球とは全く関係のない本でしたが、みなみはこの本が野球部を強くすると信じて疑いません。この本に書いてある企業のマネジメントの知識を野球部に当てはめて実行していきます。　
　始めは弱小だった野球部もどんどん強くなり、選手たちもやる気になっていきます。部活動にも全員が参加するようになります。野球部は数多くのライバル校と戦って、ついに甲子園出場に結び付けます。

　野球漫画っていわばスポコン漫画の王道です。昔からあるので、いろんなタイプのものがあります。例えば、巨人の星やメジャーのような王道スポコン漫画やタッチのような恋愛要素が強い野球漫画などがあります。非常に多くのものが作られているので、正直やりつくされた感のある分野でした。
　この作品はそういった分野に新しい要素を取り入れています。ドラッカーのマネジメントという経営の要素です。経営と野球といった一見すると全く関係のないものなのにうまいことそれが融合したすばらしい作品に仕上がっているのです。
　ただ、残念なのはライバルの不在です。作中でもライバル校は存在しますし、ライバル校に苦戦させられる場面も存在しますが、名前すら明らかにされていません。また、ライバルキャラも存在していません。
ＮＨＫでメジャーというアニメがやっていました。この高校野球編では海道高校がライバル校として存在し、眉村というライバルキャラが登場してストーリーを盛り上げました。
　そういう存在が不在のため、ストーリーとして少し盛り上がりにかけましたし、舞台が一つの野球部という閉じた世界に終わってしまったという面がマイナスポイントです。
　小説は１巻で完結していますので、仕方ありませんが、アニメは１０話もあるので、その点を強化して欲しいですね。