コードギアスのゲーム「LOST COLORS」

　コードギアス3期は、まだ始まりません。じっとしてもいられませんので、コードギアスのゲームLOST COLORSをプレイしています。下記がそのプレイの感想です。

　主人公は原作には登場しなかった謎の少年です。記憶喪失でアシュフォード学園をうろついていた所を会長とルルーシュに助けられた縁で仮入学という形で生徒になりました。この少年にはルルーシュと同じ絶対遵守の力があります。ただし、ルルーシュと違って彼のギアスは聴覚を使ったものです。すなわち、相手と目を直接合わさなくても音さえ聞こえればギアスをかけることが可能だと考えられます。相手が後ろを見ていてもかけられるはずです。
　アニメの黒の騎士団結成直後ぐらいからストーリーは始まります。基本的に原作を遵守した内容ですが、Ｒ２にならないと出てこないロロが出てきたりするので、一部原作と違った展開になっています。戦闘モードも用意されています。ただし、アクションゲームのようなものではなく、２つか３つ選択肢があってそれを選んでいくだけです。
　このゲームには５つのシナリオがあるが、最初の段階ではギアス編しかプレイできません。クリアすることによって、徐々に遊べるシナリオが増えていくのです。私は、ギアス編をクリアしました。ハッピーエンドというわけではないがバットエンドとも言えないエンドでした。
オリジナルキャラクターを入れたにもかかわらず原作のあのストーリーを大きく変えないのはさすがです。主人公のギアスも絶対遵守というものなので、「ギアスは相手の精神に影響を与えるものだけ」という小説版によってのみ明かされた設定を守っているのもよい。ここで手から炎が出せるギアスとかだとアニメのイメージを損ねてしまいます。
　ただ、このゲームはただ行く場所と会話を選択していくだけのゲームになっているのは残念。クリアしていくごとにシナリオが増えていき、新たな展開が・・・というとおもしろく聞こえるがそれは同じ事をなんども繰りかえさなくてはならないというデメリットがあるわけです。
　あるサイトに原作ファンなら十分楽しめるが、それ以外の人がプレイしてもつまらんでしょうとなっていましたが、そのとおりでしょう。原作をオリジナルの主人公の目を通して違った角度から見るというのが最大の魅力なだけに原作を知らない方は、やらないほうがいいでしょう。もちろん、原作ファンにはお勧めです。

コードギアス 反逆のルルーシュ LOST COLORS(通常版)

• 出版社/メーカー: バンダイ
• メディア: Video Game