水野良作「ブレイドライン」 [ライトノベル]
ロードス島戦記で有名な水野良。本屋に行くと、「ブレイドライン」という新シリーズが置いてあった。前に買おうかなと思ったが、なぜか買ってなかった。しかし、今回衝動買いしてしまった。
本の帯では、「アジアンソードオペラ」となっている。あとがきによると、ロードス島シリーズが西洋風ファンタジーなので、今度は日本風ファンタジーを作りたかったらしい。その言葉通り、天下界アーリアの地図はどうみても日本地図を微妙にいじったものだった。登場人物の服装などは、確かに日本風だ。着物の上に、メイドっぽい服装というのはどうかと思うが、あくまでも日本ではなく日本風なので、許容範囲でしょう。敵もファンタジーにありがちなモンスターや魔物ではなく、鬼が敵です。しっかり角を生やしています。
ストーリーは、そこまでひねりを感じない。ただ、シリーズものの1巻としてはこんなものでしょう。1巻は全体的イメージと登場人物を紹介してくれて、かつ読者の興味をひきつけてくれればそれでよし。主人公の父親が海に鬼といっしょに消えてしまったが、そこらへんも次以降でしっかりあかしてくれるのでしょう。
ただ、主人公が軽すぎる感じがある。「魔法戦士リウイ」のリウイほどではないが、なんだか変に漫画的な主人公だ。昨今のライトノベルの影響というのもあるだろうが、やはり「ロードス島戦記」のパーンぐらいまともな主人公を出した方がいいのではないか。パーンは直情的でやや未熟な点もあったが、大変まじめな主人公で共感が持てた。
ネットでこの作品の感想を見たが、やはり主人公の性格に対する批判があった。みんな思うことは、同じなのだろう。
この作品は現在、2巻まで販売中。それなりに売れているので、しっかりシリーズ化がしてくれるでしょう、2巻もそのうち買う予定。水野良はなにより文章がしっかりしている。最近は流行にあわせようとしたためか、軽い文体になっていますが、あとがきを見ているとやはり確かな文章力の持ち主だと感じさせられる。
本の帯では、「アジアンソードオペラ」となっている。あとがきによると、ロードス島シリーズが西洋風ファンタジーなので、今度は日本風ファンタジーを作りたかったらしい。その言葉通り、天下界アーリアの地図はどうみても日本地図を微妙にいじったものだった。登場人物の服装などは、確かに日本風だ。着物の上に、メイドっぽい服装というのはどうかと思うが、あくまでも日本ではなく日本風なので、許容範囲でしょう。敵もファンタジーにありがちなモンスターや魔物ではなく、鬼が敵です。しっかり角を生やしています。
ストーリーは、そこまでひねりを感じない。ただ、シリーズものの1巻としてはこんなものでしょう。1巻は全体的イメージと登場人物を紹介してくれて、かつ読者の興味をひきつけてくれればそれでよし。主人公の父親が海に鬼といっしょに消えてしまったが、そこらへんも次以降でしっかりあかしてくれるのでしょう。
ただ、主人公が軽すぎる感じがある。「魔法戦士リウイ」のリウイほどではないが、なんだか変に漫画的な主人公だ。昨今のライトノベルの影響というのもあるだろうが、やはり「ロードス島戦記」のパーンぐらいまともな主人公を出した方がいいのではないか。パーンは直情的でやや未熟な点もあったが、大変まじめな主人公で共感が持てた。
ネットでこの作品の感想を見たが、やはり主人公の性格に対する批判があった。みんな思うことは、同じなのだろう。
この作品は現在、2巻まで販売中。それなりに売れているので、しっかりシリーズ化がしてくれるでしょう、2巻もそのうち買う予定。水野良はなにより文章がしっかりしている。最近は流行にあわせようとしたためか、軽い文体になっていますが、あとがきを見ているとやはり確かな文章力の持ち主だと感じさせられる。
2010-04-23 23:42
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